



設立者 土持 功の思い
クラブの創設者である**故・土持 功(つちもち いさお)**は、「一人でも多くの子どもにサッカーを好きになってほしい」という想いで活動を始めました。
土持 功は、サッカーが好きすぎて高校三年間、勉強そっちのけでノートにペレの足を描き続けるような方でした。現役時代には読売クラブの創設期に携わるなど、読売クラブ(現東京ヴェルディ)の発展に尽力してきた一人です。
しかし24歳の時に病気を患い、大きな手術で胃を半分以上摘出することに。思うような体づくりができなくなり、選手としての道を断念することになりました。
そこから設計を学び、31歳で独立。妻・土持きよみとともに有限会社湘南企画を立ち上げる一方で、夢を託すようにサッカークラブの設立に踏み切りました。
「サッカーが上手いか下手かではない、まずサッカーを好きになってもらうこと。その上で上手い子はさらに伸ばし、時間がかかる子にも寄り添って“サッカーって楽しい”と思ってもらえることが指導者の役目だ」
この言葉は、生涯変わることはありませんでした。

■現代表の想い
現代表である土持 龍一もまた、前代表・故 土持 功の理念を一切変えることなく、引き継いでいます。基本的な考え方に違いはありません。
今現代においては、サッカーが「ビジネスとしての側面」に偏りすぎてはいないでしょうか? 私たちヴェルディ相模原は、あくまでも「育成」を本質としたクラブです。
育成とは、子どもたちだけが学ぶものではありません。私たち指導者自身も、子どもたちと共に学び、共に育つ存在であるべきです。
だからこそ私たちは、常に学び続け、変化を恐れず、すべての子どもたちに誠実に向き合っていきます。
そして、100年後も関わるすべての人に愛されるクラブを築くこと。
人工的で効率ばかりが優先される時代の中にあっても、**「きれいで存在感があり、優しい花が咲くようなクラブ」**を目指しています。
